カウンセラーにはさまざまな資格があり、分野や専門性に応じて取得する資格が異なります。代表的なものをいくつか紹介します。
1. キャリアコンサルタント（国家資格）
概要: 主に職業選択やキャリア形成に関する相談を受ける専門家の資格です。仕事に関する悩みやスキルアップ、キャリア開発をサポートします。活躍の場は幅広く学校、企業、行政機関、学校の就職支援など。
要件: 養成講習を受講し、国家試験に合格する必要があります。また、実務経験が求められることもあります。
2. 臨床心理士（民間資格）
- 概要: 日本で広く知られる心理カウンセリングの資格の一つで、臨床現場での実践的なカウンセリングや心理支援を行います。活躍の場は主に医療現場や学校、行政機関。
- 要件: 大学・大学院で臨床心理学を学び、指定された教育機関でのカリキュラムを修了し、試験に合格する必要があります。
3. 公認心理師（国家資格）
- 概要: 国家資格で、医療・教育・福祉など幅広い分野で心理的支援を行うことができます。2017年に施行された実務経験で取得できた比較的新しい資格です。活躍の場は主に医療現場や学校、行政機関など。
- 要件: 今後は、大学または大学院で指定のカリキュラムを修了し、国家試験に合格する必要があります。
4. 産業カウンセラー（民間資格）
- 概要: 企業内や職場におけるメンタルヘルスケア、職場の人間関係の調整、職業ストレスへの対応などを行います。活躍の場は医療、企業など。
- 要件: 産業カウンセラー協会が提供する養成講座を修了し、資格試験に合格する必要があります。
その他、精神障害者のケアや自立を支援する精神保健福祉士などの資格もあります。
各資格には、それぞれの専門分野や実務経験、教育の要件があるため、自分の興味やキャリア目標に応じて適切な資格を持ったカウンセラー選ぶことが重要です。
いくつかの資格を保有するカウンセラーもいるので、対応範囲を確認しカウンセラーを活用てみましょう。
